
「今のPCだと、激しい撃ち合いでフレームレートが落ちてカクつく…」
「敵は見えていたはずなのに、なぜか撃ち負けてしまう…」
その悔しさ、もしかしたらPCのスペックが原因かもしれません。APEX LegendsやVALORANTのような一瞬の判断が勝敗を分けるゲームにおいて、PCの性能はプレイヤースキルと同じくらい重要な「装備」です。
この記事では、あなたの潜在能力を100%引き出し、ライバルに差をつけるためのゲーミングPC選びを、プロの目線で徹底的にサポートします。
なぜAPEX・VALORANTでは「高フレームレート」が重要なのか?
なぜ多くのプレイヤーは、144fpsや240fpsといった高いフレームレート(fps)にこだわるのでしょうか?それは、高フレームレート環境が、対戦において明確な「アドバンテージ」を生み出すからです。
① 映像が滑らかになり、敵を追いやすくなる
フレームレートは、1秒間に表示される画像の枚数です。60fpsがパラパラ漫画60枚だとしたら、144fpsは144枚。映像が圧倒的に滑らかになり、素早く動く敵や、レレレ撃ちのような細かい動きも、目でハッキリと追い続けられるようになります。
② 敵をより早く視認できる
画面が更新される頻度が上がるということは、コンマ数秒の世界で、物陰から出てくる敵をライバルより早く認識できる可能性があるということです。このわずかな差が、先に撃ち始めるか、撃たれるかの差に繋がります。
③ 操作の遅延(インプットラグ)が減少する
高いフレームレート環境は、マウスを動かしてから画面にその動きが反映されるまでの時間(インプットラグ)を短縮します。これにより、より直感的で精密なエイムが可能になり、「頭では分かっているのに、エイムが追いつかない」という状況を減らすことができます。
まずは公式の推奨スペックを確認しよう
PCパーツの優先順位を考える前に、まずはAPEX LegendsとVALORANTの公式サイトが発表している「推奨スペック」を見てみましょう。これが、ゲームをプレイするための最低ラインとなります。
APEX Legends 推奨スペック
- OS: Windows 10 64-bit
- CPU: Intel i5-3570K or equivalent
- メモリ: 8GB
- GPU: Nvidia GeForce GTX 970 / AMD Radeon R9 290
VALORANT 推奨スペック
- OS: Windows 10 64-bit
- CPU: Intel Core i3-4150 or equivalent
- メモリ: 4GB
- GPU: Nvidia GeForce GT 730
見ての通り、公式の推奨スペックはかなり低めに設定されています。これはあくまで「ゲームが動作する」という基準。私たちが目指す**「144fps以上で安定して勝つ」**ためには、これよりも遥かに高い性能が必要になる、ということを念頭に置いておきましょう。
【結論】APEX / VALORANT向けPCパーツ選びの「優先順位」
高フレームレートを目指すPC選びでは、パーツの優先順位を理解することが重要です。タルコフとは異なり、APEXやVALORANTでは以下のようになります。
最優先:グラフィックボード (GPU)
→ フレームレートを直接生み出す、最も重要なパーツ。予算の大半はここに注ぎ込みましょう。
次に重要:CPU
→ グラボの性能を最大限に引き出すための、縁の下の力持ち。ここで妥協すると、せっかくの高性能グラボも宝の持ち腐れに。
推奨:メモリ / SSD
→ メモリは16GBでもプレイ可能ですが、Discordや配信ソフトなどを同時に使うなら32GBあると安心。高速SSDはゲームの起動を速くします。
目標別!おすすめグラボとCPUの組み合わせ
① フルHD・144fps安定を目指すなら【おすすめNo.1】
グラボ: GeForce RTX 5060 / 5060 Ti
CPU: Intel Core i5 / AMD Ryzen 5 以上
ほとんどのプレイヤーにとって、最もコストパフォーマンスが高い構成です。このスペックがあれば、フルHD環境で144fpsに張り付く、非常に快適なプレイ環境が手に入ります。VALORANTなら、さらに高い240fpsも十分に狙えます。
② WQHD・144fps や フルHD・240fpsを目指すなら【本格派向け】
グラボ: GeForce RTX 5070 / 5070 Ti
CPU: Intel Core i7 / AMD Ryzen 7 以上
より高画質なWQHDでプレイしたい、あるいは240Hzの高性能モニターを最大限に活かしたい、という競技志向のプレイヤー向けの構成です。どんな状況でもフレームレートの落ち込みを許さない、盤石の環境を構築できます。
【目的別】おすすめBTOゲーミングPCモデル
上記のスペック構成に基づき、具体的なBTOモデルをご紹介します。当ブログでは、それぞれの目的に合ったPCを、価格帯別に詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
フルHD・144fps安定モデル
予算25万円前後で、RTX 5060 Tiを搭載したモデルが最適です。多くのプレイヤーにとって、価格と性能のバランスが最も良い選択肢となるでしょう。当ブログのこちらの記事で、おすすめのモデルを詳しく解説しています。
WQHD・144fps / フルHD・240fps安定モデル
予算40万円前後で、RTX 5070 Tiを搭載したモデルが最適です。高リフレッシュレートのゲーミングモニターと組み合わせることで、プロレベルの環境を構築できます。当ブログのこちらの記事で、おすすめのモデルを詳しく解説しています。
最重要:144Hz以上のゲーミングモニターを忘れずに!
いくらPC側で高いフレームレートを出力しても、それを表示するモニターのリフレッシュレート(Hz)が低ければ、宝の持ち腐れになってしまいます。144fpsの性能を体感するには144Hz以上、240fpsを目指すなら240Hzのゲーミングモニターが**絶対に必要**です。
PCを新調する際は、必ずモニターの性能も合わせて確認し、必要であれば一緒に購入することを強くおすすめします。
まとめ:勝利はPCスペックから始まっている!
APEX LegendsやVALORANTのような競技性の高いゲームでは、PCスペックは単なる快適さを超え、勝率に直結する「装備」の一つです。
- FPSで勝つためには、高フレームレート(144fps以上)の安定が最重要。
- そのためには、何よりもグラフィックボード(GPU)に予算をかけるべき。
- PCの性能を100%引き出すには、高リフレッシュレートのモニターが必須。
ライバルに差をつけるため、PCという「装備」から見直してみませんか?この記事が、あなたの勝利への助けとなれば幸いです。