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はじめに:「WQHD」でゲーム体験はここまで変わる
「そろそろ、もうワンランク上のゲーム環境が欲しい…」
予算15万円クラスのPCでPCゲームの楽しさを知ったあなたが、次なるステップとして目指すのが、「WQHD」解像度での快適なゲームプレイです。
📖PC選びの基本から始めたい方へ
この記事では「WQHD」というワンランク上の環境を解説しています。ご自身のレベルや予算に合わせて、以下の記事もぜひご活用ください。
もし、これまでのフルHD(1920×1080)が「地デジ放送」の綺麗さだとしたら、WQHD(2560×1440)は「映画館のスクリーン」のようなもの。表示できる情報量が約1.8倍に増え、圧倒的な没入感と、これまで見えなかった世界の細部までを描き出す、高精細な映像を体験できます。
この記事では、そんな魅力的なWQHDの世界へ予算25万円でデビューするための、PC選びのポイントと具体的なおすすめモデルを徹底解説します。
WQHD/144Hzデビューに必要なPCスペックの目安
WQHD解像度で、なおかつ144Hzという高いリフレッシュレートを安定して維持するためには、PCの各パーツもエントリークラスから一段階パワーアップさせる必要があります。
2025年6月現在、市場はRTX 40シリーズから最新の50シリーズへの移行期にあります。ここでは、新世代のスペックを基準に、パーツ選びのポイントを見ていきましょう。
グラボ:新世代の主役!「GeForce RTX 5060」が新基準
WQHDゲーミングの新しい中心となるのが、新世代のミドルクラスグラボ「GeForce RTX 5060」です。その理由は、WQHDという高解像度を快適に楽しむための性能と、最新技術の恩恵をバランス良く兼ね備えているからです。
👍「RTX 5060」を選ぶべき3つの理由
- 十分すぎる基本性能:前世代の上位モデル「RTX 4070」に迫るほどのパワーを持ち、多くのゲームをWQHD解像度・高画質設定で安定して動作させることができます。
- 進化したAI技術:より賢くなったAIアップスケーリング技術「DLSS」により、PCへの負荷を抑えつつ、高画質と高フレームレートをこれまで以上に簡単に両立できます。
- 優れた電力効率:最新のアーキテクチャにより、高い性能を発揮しながらも消費電力が抑えられており、発熱や電気代の面でも安心です。
他のグラボとの簡単な比較
BTOパソコンのカスタマイズ画面では、RTX 5060以外にも様々なグラボが選択肢として表示されます。それぞれの立ち位置を簡単に把握しておきましょう。
モデル名 | ひと言評価 | 特徴 |
---|---|---|
GeForce RTX 5070 | 4Kも視野に | WQHDを余裕で卒業し、4Kゲーミングも視野に入るハイエンドモデル。予算が許すなら最高の選択肢。 |
GeForce RTX 5060 Ti | WQHDの優等生 | RTX 5060より一段上の性能。ほとんどのゲームで高設定・高フレームレートを維持できる、非常にバランスの取れた人気モデル。 |
GeForce RTX 5060 | WQHDの最適解 | この記事の主役。WQHD/144Hzのスイートスポットで、性能と価格のバランスが最も良い。 |
Radeon RX 8700 XT | 強力なライバル | 純粋なゲーム性能はRTX 5060 Tiに匹敵。DLSSが不要なゲームがメインなら、最高のコストパフォーマンスを発揮する。 |
📖もっと詳しく知りたい方へ
各グラボのより詳細な性能比較や、ゲームごとのフレームレートについては、今後「グラボ性能比較ガイド」の記事で徹底解説する予定です!
CPU:Core i5 / Ryzen 5 最新世代が新・最適解
グラボが新世代に進化したことで、CPU選びの考え方も少し変化しました。結論から言うと、最新世代の「Core i5」または「Ryzen 5」があれば、RTX 5060の性能を十分に引き出すことができます。
💡【新常識】なぜCore i7やRyzen 7じゃなくても良いの?
新世代グラボのAI技術(DLSS)が非常に賢くなったことで、CPUは以前ほど「フレームレートを無理やり引き上げる」という重労働から解放されました。そのため、PC全体の司令塔としての役割は変わらず重要ですが、最新世代のCore i5やRyzen 5クラスのCPUパワーがあれば、RTX 5060が生成する滑らかな映像に遅れることなく、しっかりと描画命令を出すことができます。
つまり、CPUで浮いた予算をグラボに集中させるのが、ゲーム性能を最大化する上で最も賢い選択となっているのです。
メモリ:16GBと32GB、WQHD環境での最適は?
メモリは「作業机の広さ」です。WQHDでのゲームは、フルHDに比べてより高精細な画像データ(テクスチャ)を扱うため、机の上にもより多くの資料を広げる必要があります。あなたの使い方によって最適な答えは変わります。
結論私たちの推奨は「32GB」です
WQHDというワンランク上の環境を目指すなら、メモリもワンランク上の32GBを選ぶのが最も賢明です。BTOでのアップグレード価格は1万円前後。この「未来への投資」で得られる絶対的な安心感と快適さは、価格以上の価値があります。予算25万円クラスのPCを組むなら、32GBを選んで後悔することはまずないでしょう。
【2025年最新】予算25万円で組む!目的別おすすめゲーミングPC構成プラン
【ご注意】この記事で紹介している合計金額は、あくまでプランに基づいた構成例の目安です。BTOメーカーのサイトでは、CPUやメモリ、ストレージなどをさらに自由に変更できます。選択するパーツによって最終的な価格は変動しますので、必ず公式サイトで正確な金額をご確認ください。
ここからは、固定のモデルをおすすめするのではなく、代表的なBTOメーカー3社を例に、予算25万円の中であなたの「目的」に合わせてパーツ構成をどう選ぶか、という「選び方のシミュレーション」をご紹介します。
自分のプレイスタイルに合った、最高の一台を見つけるための参考にしてください。
1. ドスパラ (GALLERIA) で組む構成プラン
まずは、圧倒的な人気と短納期が魅力のドスパラです。ここでは、最新のCore i5とRTX 5060を搭載した約23万5千円のモデルを「ベースモデル」として、予算25万円の中でどのようなカスタマイズが可能か考えてみましょう。
あなたの目的は?3つのプランから選んでみよう!
🎮 グラボ優先プラン
「とにかくゲームを最高性能で!」
CPUはベースのCore i5のままで、その分グラボをワンランク上の「RTX 5060 Ti」にアップグレード。WQHDでのフレームレートを極限まで高める、純粋なゲーマー向け構成。
合計:約25.5万円
🔰 バランスプラン【推奨】
「ゲームも作業も高いレベルで両立」
ベースモデルからCPUを「Core i7」に、メモリを「32GB」にアップグレード。RTX 5060の性能を安定して引き出しつつ、マルチタスクも快適な王道構成。
合計:約25万円
💰 コスパ重視プラン
「価格を抑えてWQHDデビュー!」
ベースモデル(Core i5 + RTX 5060)をそのまま購入する、最もコストを抑えたプラン。この構成でも、多くのゲームでWQHDデビューは十分に可能です。
合計:約23.5万円
2. マウスコンピューター (G-Tune) で組む構成プラン
次に、手厚いサポートで初心者にも安心のマウスコンピューター。ここでは、Ryzen 7とRTX 5060を搭載した約25万円のモデルを「ベースモデル」として考えてみましょう。
あなたの目的は?3つのプランから選んでみよう!
🎮 グラボ優先プラン
「WQHDでとにかく高いFPSを出したい!」
CPUをRyzen 5に下げ、グラボをRTX 5060 Tiにアップグレード。ゲーム性能に特化した構成。
合計:約25万円
🔰 バランスプラン【推奨】
「ゲームも配信も、高いレベルで両立」
ベースモデル(Ryzen 7 + RTX 5060)のまま。マルチタスク性能が高く、非常にバランスが良い構成。
合計:約25万円
💰 エントリープラン
「フルHDなら最強クラスの性能を」
ベースモデルからグラボをRTX 4060に。WQHDは厳しくなるが、フルHD環境なら向こう数年敵なしの構成。
合計:約21万円
3. パソコン工房 (LEVEL∞) で組む構成プラン
最後に、頻繁なセールが魅力のパソコン工房です。ここでは、Core i7とRTX 5060を搭載した約24万円のモデルを「ベースモデル」とします。
あなたの目的は?3つのプランから選んでみよう!
🎮 グラボ最優先プラン
「予算を少し超えても最高の性能を」
ベースモデルのグラボを「RTX 5060 Ti」にアップグレード。価格は少し上がるが、最高のゲーム体験を求めるなら。
合計:約26万円
🔰 バランスプラン【推奨】
「ゲームも作業もバランス良く」
ベースモデル(Core i7 + RTX 5060)のまま。多くの人にとって十分すぎるほどの性能を持つ、優等生な構成。
合計:約24万円
🛠️ メモリ増強プラン
「編集や配信作業をより快適に!」
ベースモデルのメモリを「32GB」にアップグレード。ゲーム以外の高負荷な作業もストレスフリーに。
合計:約25万円
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WQHD対応のPCには、WQHD対応のモニターを選ぼう!
ゲーミングPCとモニターの関係は、まさに「F1マシンとタイヤ」の関係です。どちらか一方の性能が低いと、もう一方の性能も全く活かせません。この「スペックのミスマッチ」が、せっかくのPCゲーム体験を台無しにしてしまうのです。
具体的に、どんな「悲劇」が起こるのか見てみましょう。
このような悲劇を避け、PCの性能を100%引き出すためには、PCスペックに合ったモニターを選ぶことが不可欠です。
🖥️最高の組み合わせを見つけよう
この記事で紹介したようなミドルスペックPCに最適な「WQHD/144Hz以上」のモニターの具体的な選び方や、最新のおすすめモデルは、以下の記事で徹底解説しています。ぜひセットでお読みください!
まとめ:予算25万円で、最高のWQHDゲーミング体験をその手に
👑
WQHDデビューを成功させる最終結論
- 予算25万円は、WQHDへの最高の入り口
フルHDでは味わえない、圧倒的な没入感と美しい映像の世界があなたを待っています。
1 - 新基準は「GeForce RTX 5060」搭載モデル
最新世代のグラボを選ぶことが、WQHDで安定した高フレームレートを維持し、将来にわたって後悔しないための鍵です。
2 - 「あなたの目的」に合わせたPCを選ぼう
ゲーム性能を極めるのか、配信も楽しむのか。BTOのカスタマイズ性を活かし、自分だけの最高の構成を見つけてください。
3
さあ、ワンランク上のPCで、最高のゲームライフを始めましょう!
✅ さらに上を目指すあなたへ
今回ご紹介した25万円クラスのPCは、ほとんどのゲームを快適に遊べる素晴らしい一台です。
もし、ご予算にもう少し余裕があり、「WQHD環境でフレームレートを極限まで高めたい」「4Kゲーミングも体験してみたい」とお考えなら、さらに上の世界を覗いてみませんか?
✅ 次のステップへ進もう
最高のPCを選んだら、次は最高の周辺機器を揃えよう!
さらに上の性能や、基本に立ち返る情報もチェック。